せっけんをリバッチ(再形成)してソープカービングに挑戦♪その2

ソープカービング

前回から引き続き、
ソープカービングのために石鹸をリバッチするお話について
書いていきたいと思います。




正直、
いまだに「これが正解」
という決定打にはたどりついていないので
まだまだ試行錯誤の段階です。

使う石鹸は統一ではない上、
湯せんにかける時間や到達温度などは
常に同じ条件にすることは難しいです。
今回載せている結果については
「たまたまそうなった」という可能性もあります。

あくまでも
「こうしてみたら、こうなったよ」
という覚え書きとして、という感じですね。

実際にカービング用の石鹸は
彫るはおろか、
見たことも触ったこともありませんので、
「どういう状態の石鹸が良いのか」
さえ分からない状態でやっています。
(;・∀・)

「なにしてんねん!」
と思う部分があっても、
温かい目でスルーしていただけるとありがたいです。




今回も、
ベースとなるリバッチ方法については
水玉さんのサイトおよび動画を参考にさせていただいてます。

ソープカービングのための石鹸リバッチ

もし
ふつうの石鹸として使うためであれば、
1つにまとまってれば大丈夫かな?と思うので
そんなに難しく考えなくてもいいのですが。。。

私はあくまでも
ソープカービングをやることが目的なので、
リバッチした石鹸を、
「彫れるレベルの石鹸」
にすることを目指しています。

それでもなおかつ、
可能なかぎり家にあるものでどうにかしたいと思っています。
(;・∀・)

だって、数百円分の石鹸を活用したいがために
それ以上を使うことになるのってどうなの???
っていう躊躇があるので。。。
(;・∀・)
(すでに400円以上使っています)


水玉さんの解説ではグリセリンを使用しています。
ですが、
どうにかグリセリン無しでしっとりさせられないかと、
試行錯誤してみました。
(グリセリンはそこまで高価なものではありません。
ただ、買いたくなかっただけです)
(;・∀・)




かなり古くて乾ききった石鹸なので、
もちろんグリセリンがあったほうがいいはずですが。。。

さて、どうなったでしょう?
(*´艸`*)

水のみでもOK?

こちらは、
粉状にした石鹸80gに対し、水を大さじ3杯入れて
湯せんでリバッチしたものです。
(グリセリンを入れない分、水を増やしてみました)

4日くらい乾かしました。
彫る時、刃にべたつく感じはありましたが、
どうにか彫り終えることができました。
でも、
なんだか「モサッ」としてる感じです。
べたつきはあるのにモサモサするという変な感じでした。

どうしたらモサッとしないでもっと滑らかになるかなぁ~?
と、
今度は水玉さんの解説でも使われていた、
砂糖を入れてみました。

砂糖も加えてみたものの

こちらは、
果物ナイフで細かく刻んだ石鹸1個分
(測るの忘れましたが、紫のと同じものなのでおそらく
76~80gの間くらいです)
に対して
水を大さじ3杯、上白糖を小さじ1杯入れて
湯せんでリバッチしたものです。

こしあみにはかけなかったので、
粒子にばらつきがあったみたいです。
乾ききっていた石鹸を使ったので、
溶ける部分と溶けない部分ができて
粒感が残ってしまいました。


石鹸の粒は出来るだけ均一にすることと、
もとの石鹸が乾ききっている場合は、
水を加えて混ぜた後、
密閉して1晩くらいなじませてから
湯せんにかけるといいみたいです。


それでもなんとか彫ることはできました。

それでもやっぱり、
パサつき感がどうしてもあるんですよね。。。
(;・∀・)
まとまり具合に差があるのかどうかもよく分かりませんでした。
砂糖の効果ははっきりとは実感できず。。。

砂糖は結晶化しやすいというイメージがあって、
出来れば使いたくないかなぁ、、、と思い、
これ以降は使っていません。
(でも入れたことによって悪くなったという印象も無いですよ)


ここまででは、
ラップの上に置いた状態で乾かしていたので
底面の部分がなかなか乾きませんでした。
乾かす時は、底面にも空気が触れるよう
ケーキクーラーや揚げ物を乗せる用の網などがあるといいですね。

うちにこういうのがあったので乗せてみました。
棚を2段で使うための収納グッズです。
網の上と平面の上とでは、
底面の乾き方が全然違います。
平面に接してるままだと、
底部分は一生乾かない気がします。

水分多すぎはNG?

で、
いっそ水分かなり多くしたらしっとりするかな???
と思い、
石鹸と同量の水を加えてみました。
湯せんでのリバッチです。

丸8日間乾かしましたが、
中心付近がべっちゃべちゃで
とても彫れる状態ではありませんでした。
周りはかなり乾いていて、カサカサなくらいです。

水分を多くしても
乾くのに時間がかかるようになるだけで、
良い部分は無さそうです。

中が乾くまで待っていると
周りが乾きすぎてしまいます。

色水大量投入で、驚きの結果に


水玉さんの動画の中に、
水を加えて圧縮するだけというリバッチ方法もありました。

一応やってみたのですが、
乾ききった石鹸だったためか
あまりくっつき具合が良くなくて
失敗してしまいました。。。

それでは、
いっそ水分たっぷりにしてふやかしたら
溶けてくっついてくれるんじゃないかな?
と、
「たっぷりの水でふやかしてから圧縮」
という感じでやってみました。
(さっき水多くしても、って書いてたよね???)
(;・∀・)

粉状にした石鹸68gに対し、水を同量の68g用意しました。
水には食用色素を加えてあります。
もはやヤケクソにしか見えない量ですね。
(;・∀・)


牛乳パックで丈夫な型を作る方法については
後日、別記事にしたいと思いますので
もうしばらくお待ちください。
(*^^*)





牛乳パックで作った型の中に、
石鹸の粉と水を入れて混ぜ合わせます。
四角くカットした牛乳パックを使って
しっかりと押し込みました。
ラップを密着させて密閉し、
そのまま一晩おいておきました。

一晩経ってから型から取り出し、
丸10日間乾燥させました。

表面の乾いた部分を切り落として
整えた状態です。↓

ちょっと色ムラがあるかなぁ?とは思うものの、
しっかりなじんでキレイな石鹸になっている感じがします。

ところが、これを彫ってみると
驚きの状態に!


周りはピンクなのですが、
中が赤いんです!!

。。。そうですね、
あれだけ赤い水入れたんだから、
そうなるかもね。
(;・∀・)


おそらく、
早い段階で乾いた部分は色が薄めで、
乾くのに時間がかかった部分は
色水に近い色味が強く残ったのだと思います。


なので、
外側部分と表面の浅い部分はピンク、
深く彫り進めた部分は赤、という、
これはこれで面白い仕上がりになりました。
(*´艸`*)


ただ、
これがたまたま上手くいっただけで、
通常、この水分量では失敗するんじゃないかなと思います。
(;・∀・)
他にも同量の水で作りましたが、
失敗に終わっています。

押すと凹むくらい中がべチャッとしてそうなのに、
周りはカサカサになって割れてきてしまったりとか。。。

う~ん、、、
難しいですね。
(;・∀・)

レンジでもリバッチできる?

レンジでも出来たら手軽かなぁと思い、
一応試してみました。

レンジの場合は低温で

本来湯せんでするくらいなので、
100度を超えない方がいいのだと思います。

なので、
200wで20秒ずつ加熱して混ぜる、を
様子をみながら繰り返しました。

最初は、粉状の石鹸76gに対し水を大さじ3杯入れてみましたが、
レンジでは水分が少ないと溶けてくれなさそうだったので、
結局、同量まで水分を追加して加熱してみました。

ちょうど良い耐熱容器が無くて食器は使いたくなかったので、
牛乳パックを使いました。
高温になった部分が色が濃くなる、
というか白さが無くなるという感じです。

この濃い部分が出すぎないように注意して、
なめらかになるくらいまで加熱して混ぜていきました。
↑この写真の色で最終段階くらいです。

ここから急いで型に詰め込みましたが、
レンジの加熱の方が
湯せんより石鹸が固くなるのが早い気がします。
型に付いた分を集める余裕がないくらい、
すぐに固まってきます。

そして、湯せんでのリバッチよりも温度が高くなるせいか、
乾燥は、
湯せんのものよりレンジで作ったものの方が
早いようです。
高温になると水分も飛ぶ量が多いのかもしれませんね。

同量の水で湯せんでリバッチしたものは
べちゃべちゃで彫れませんでしたが、
レンジでリバッチしたものを
同じ日数乾燥させて彫ってみると、
どうにか彫り終えることができました。


でも、
冷めないうちにと慌てて詰めたら
混ぜ方にムラがあったようで、
固めの部分と柔らかすぎる部分とが混在して
ちょっと彫りにくかったです。

レンジでは高温すぎるとNG?

いっそドロドロにまで溶かし切ったら
キレイにまとまるんじゃないかな?
と思い、
500wの加熱でも同じように作ってみました。

結局、食器を1つリバッチ専用に。
完全に白さが無くなって濃い色になるくらい、
ドロドロのクリーム状になるまで
溶かし切ってから型に入れてみました。


やはり乾燥するのは早くて、
丸3日乾燥でべたつきも無く、固さもしっかりしていました。

見た目もカチっとして、
キレイな石鹸にみえました。

ですが、彫ってみると、
ほぼほぼ粘着性がないというか、
とにかくポロっと折れて全く彫れませんでした。

見た目はツルっと滑らかな感じで、
一番石鹸らしい見た目にはなっていたのですが、
感触が
なんだか寒天のような、
ブリン!とした折れ方をするんです。。。
(;・∀・)


加熱しすぎると質感が変わってしまうのかもしれません。

グリセリンの代わりにあるものを入れてみました

やっぱり古い石鹸では、
水分量だけではどうにもならないかなぁ~
と、グリセリンを買うべきか迷いつつ。

でもさすがにもう古い石鹸もなくなるし
買っても余るかなぁ?

家にあるもので代用できそうなものってないかな~~~
なんて、ひたすら考えてみました。

ウィキペディアによると、
グリセリンは

「3価のアルコールの一種」
「糖蜜状の液体で、甘味を持つ」

らしいです。

アルコールの仲間で甘くて、
家にあるものっていったら
これですね。



みりんって、
大きいボトルを買うと余りがちなので、
(料理苦手なのバレますね)
使えるとありがたいです。
(*^^*)

みりんなら
糖分でも結晶化しないと思うので、
(糖類も添加されているようなので、ゼロではないと思いますが)
砂糖代わりとしてもありかも。



全く同じ種類で同じ古さの石鹸を使い、
みりんあり・なしで比較してみました。




。。。、
ここまでで結構長くなってしまったので、
みりんでの比較についての詳細は
また次回!ということにさせていただきます。

また引き続き見ていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします♪
(*^^*)

ではまた♪
(^_^)/











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