前回、立方体の面の向きと
球体の断面について少し書きました。
ですがその後も球体の描き方についてはまだまだ
納得いかなくて、ひたすら球体ばかり描いていました。
そうしたら何となくですが
断面のとらえ方が見えてきた気がします。
私もまだこれが完全に正しいという自信は無いので、
「こうやったらきれいに描けたよ」っていう
報告みたいなものだと思ってください。
(;・∀・)
というわけで、今回は
球体の断面の向きを意識して描いていく方法
について書いていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
球体を等分した断面はどうなってる?
↑こちらも前回同様、
コピー用紙にシャープペンで描いたものです。
フリーハンドです。
いつの間にやら、フリーハンドでも
正円に近いものを描けるようになっていたみたいです。
上図では、全て球体の縦軸が垂直方向になっています。
球体モチーフであれば
等分線の交点が、置かれている面との接地点という状態です。
人物の眼球であれば、
真っ直ぐ立っている人の目、ですね。
縦軸が垂直に置かれている球体であれば、
斜め横から見てもあおりで見てもフカンで見ても、
縦軸の角度は変わりません。
では描いていってみましょう。
断面を意識した球体の描き方
①まず、描きたいサイズに円を描きます。
②その円の中心で交差するよう、
垂直方向と水平方向(真っ直ぐ縦向きと真横との方向)
に線を引きます。
③球体を横向きに貫く軸を描きます。区別するため太線にしました。
少し斜めから見た場合、最初に引いた水平方向の線に対して
角度が付きます。
人物の眼球であれば、十字で顔の中にアタリをとるとしたら
横向きに引く線の角度ですね。
フリーハンドが苦手なら
コンパスを使っても丸い何かをなぞってもいいと思います。
今回は断面をとらえる感覚が伝わってくれたらいいなと思います。
④ ③で引いた横向きの軸に対して直角に交わるよう、
円の中心点を通る線を引き、
それを軸として楕円を描きます。
楕円の幅は、縦向きの等分線がどこにくるといいか考えて
お好みの幅で決めましょう。
球体の見える側を実線で描き、
奥の見えない部分を点線にすると分かりやすいです。
一旦実線で描いてから、薄く消して点線に直すといいですよ。
⑤次に、水平方向の直線を軸として楕円を描きます。
楕円の幅は④で描いた楕円の幅と同じにします。
(軸の太線は見にくくなるので点線に変えてあります)
この楕円が、球体を上下に分割する断面となります。
上図では下側の弧線を実線としました。
少し上から見下ろす場合は楕円の下側を実線とし、
下側からあおりで見る場合は楕円の上側の弧線を実線にすると、
同じ楕円を使っても目線の高さを違う設定に出来ます。
水平の断面が分かりやすくなるよう色を塗ってみました。
(実際には塗らなくていいです)
⑥その水平の楕円と④で描いた楕円の交点を、直線で結びます。
この直線は円の中心点を通ります。
⑦ ⑥の直線に対して直角に交わるよう直線を引きます。
どちらも伸ばしたら分かりにくくなってしまいました。
(;・∀・)
⑧左上から右下へ向かっている方の線を軸として
楕円を描きます。
この楕円は、水平の楕円と横軸との交点および
④で描いた楕円と縦軸との交点を通ります。
(図では青で示した点)
⑨上記の4つの点を通るように楕円を描けたら、
球体を縦に4つに等分する線とその断面・
球体を上下に分割する線とその断面が描けている状態になります。
球体だけならばここまででOKですが、
これを眼球として描く場合は
虹彩(いわゆる黒目の部分)となる楕円も描き込みます。
虹彩の位置と面の向き
先ほどまでは水平の楕円に色を付けていましたが、
今度は、球体を前後で分割している断面に色を付けてみました。
⑩この断面の楕円の軸と平行になるよう、
等分線の交点を通る直線を引きます。
⑪ ⑩の直線を軸として楕円を描きます。
上図は虹彩の大きさは
適当なのですが(;・∀・)
虹彩の幅は、見た目上での眼球の幅に対して半分くらいらしいです。
ザックリですみません。
(;・∀・)
虹彩は、球体を前後で分割している断面に対して
平行な面にある、と意識すると
面の向きが分かりやすくなるかなと思います。
⑫縦横の楕円の曲線と
虹彩の楕円との交点を直線で結び、
その交点となる位置に瞳孔を描き込みます。
正面に近い目ならほぼ円でもいいと思いますが、
かなり斜めに角度が付いた瞳孔を描くなら
⑧で描いた楕円や虹彩の楕円と同じ向きにするといいような気がします。
これもまだ断言しきれないというか。。。
私もよく分かっていない所でもあります。
(;・∀・)
と、いう訳で
ここまで描けたらそこそこ
眼球らしくなっているのではと思います。
ヾ(*´∀`*)ノ
良かったら描いてみてください。
(*^^*)
ちなみに、
ちょっと自慢なのですが。。。
今回、フリーハンドの手描き(一枚目に載せた画像)
をスキャンして
それをなぞって作図したのですが、
フリーハンドの図と
直線ツール・楕円ツールを使って描いた図が
かなり一致しているという驚異的な現象を見ました。
(;・∀・)
本当に、フリーハンドで描いたんですよ。
正円も楕円も、ちゃんと描けているようです。
前後に分割する断面の楕円が、少し角度が違いますが
楕円自体は描けているのでは。
(*´艸`*)
楕円ツールで配置した楕円も
正確な位置だという自信はないので
どちらも正しいかのかどうかは分かりませんが。
ただ、我ながらちょっと嬉しくて自慢してしまいました。。。
日常では褒められる事ないから
自分くらいは褒めてあげようじゃないかと。
(*´艸`*)
少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。
ではまた♪
(^^)/