おさがり彫刻刀で100均板を彫ってみました♪

木彫り

気が付けばすっかり春ですね。
(*^^*)


お片付けついでに、
娘が小・中学校で使っていた彫刻刀セットをもらいました。
あったら使ってみたくなるのが私の性分なもので、
唐突ですが木彫りに挑戦してみましたよ♪

以前は絵の具セットをもらって
水彩画を描いたりもしてましたね。
(;・∀・)
毎度毎度、何やってるんでしょう。。。

まぁそんなこんなで
今回は
木彫りについて最近おぼえたこと、
実際に彫刻刀を使ってみて気付いた事、
などを中心に書いていきたいと思います。

メモやノートを取りながら木彫りを覚えていこうかと思いつつ、
実際にメモやノートが行方不明になる確率が高いので
(;・∀・)
ここに書き残しておこうという
自分用の覚え書きです。
至らない部分も多いですが、
お付き合いいただけると嬉しいです。
(*^^*)

彫刻刀は研いだ方がいい

もらってからそのままの状態で
100均の桐板を試し彫りしてみたところ、
切れ味がイマイチでした。

まずはちょっと試してみたい、というだけなので
砥石で出費するのも躊躇しちゃいます。
とりあえず100均の砥石を新調し、
持っていた耐水サンドペーパーも使って
自分で研いでみました。

あまり上手くは研げなかったものの、
柔らかい木ならばそこそこ彫れる状態にはなりましたよ♪

「彫刻刀 研ぎ方」
で検索すると、いくつかの記事や動画にたどり着けます!
(やはりそこは丸投げです)

板は、ダイソーさんで販売している桐材です。
以前スピーカーを改造した時に用意して、
しかもスピーカーサイズにカットしたのに
片方しか使わずに余っていたというやつです。
試し彫りなのでそのまま使いましたよ。
(;・∀・)
継ぎ目がある板なので継ぎ目までを使い、
なんだか中途半端な位置ですが。
しかも結局継ぎ目よりはみ出してるっていう。
下書きも適当過ぎてコンパスの跡もガッツリ残っていますが、
まぁ良しとしましょう。
(;・∀・)


下側の丸いお花は
切出刀1本のみで彫りました。
上の方は
周りを平たく彫り込んだ部分のみ平刀を使い、
お花部分はこれまた切出刀のみで彫ってあります。
この2本だけでも意外といけるのかも。。。
(単にこれだけしか研いでないというのもありますが)

寄るとアラも目立ちますが、
「木彫りは中学生以来」にしては
まぁまぁなんじゃないかと。
(*´艸`*)

以前、ソープカービング(石鹸彫刻)もやっていたので
お花を形作る感覚は
なんとなく記憶している気がします。
そういえば、刃物を研ぐこともその時に経験しました。

木彫りで気を付けるべきポイント

木目を読みながら彫る

「木彫りをやりたい!」
と思っているなら既にご存知の方も多いと思いますが。
彫刻刀を向かわせるべき方向には
決まりがあります。

「木目に合わせて彫る」って、
どういうことなんだろう???

と、私も最初は戸惑いました。
縦方向に彫ればいいのかな?とか。

実際に大切なのは、木目そのものというより
彫ろうとしているラインと木目との関係です。

木目の繊維が
短い方から長くなる方へ向かって彫るラインであれば
「順目(ならいめ)」、
その逆で木目が長い方から短くなる方へ向かって彫る場合は
「逆目(さかめ)」
となります。

順目だと力を入れなくてもスムーズに刃が進みます。
逆目だと、刃が引っ掛かる感じで
彫った面が毛羽立ったりささくれたりしやすいです。

逆目の場合↓

刃が進みづらい、と感じた時は
向きを変えて反対側から彫ると
スムーズに彫れる場合が多いです。

力を入れすぎると怪我をしやすいので、
刃が通りにくい部分には無理に通そうとせず
刃がするっと通る向きに出会うまで探ってみましょう。

また、木目を横断するように
木目に対して垂直方向に刃を進めても
かなり彫りにくいです。

その場合は
垂直方向より少しずらして、
順目の向きで斜めになるよう少しずつ彫ると
彫りやすくなると思います。



慣れないうちは本当に慎重に、
一彫り一彫り
探り探りで彫りやすい向きを見つけていくようにすると
少しずつ木目を読むのにも慣れてくると思います。
(*^^*)

刃にぶつかる力を受け流す

彫る面に対して
刃を垂直に当ててしまうと
力が真正面からぶつかり合うだけなので
ほとんど彫ることが出来ません。

これは石鹸を彫っていた時でも同じで、
石鹸のように柔らかくて滑りの良いものでさえ
刃を垂直に当ててしまうと全く彫り進めることが出来ないのです。

ここで力で押し切ろうとすると、
刃が抜ける時に思わぬ方向へ飛び出して
怪我をする原因になってしまいます。

押し当てるのではなく、
刃先を軽く当てて
「彫る」というより「軽くスライドさせる」
というイメージで刃を動かすと
力を入れなくても刃を進めることが出来ます。

同じ刃物を使って同じ木を彫っている時でも、
刃先の向きを変えるだけで
驚くほどスルっと彫れるようになりますよ♪
(*^^*)

図で示した矢印はあくまでも一例です。
刃を進めるべき方向はその都度違いますので、
木目や彫りたい方向を見定めながら
慎重に向きを決めて刃を入れてみましょう。

一気に深く彫ろうとしない

木材に刃が突き刺さったままでは、
一向に彫ることが出来ませんよね?

木材に刺した刃先は
外へ出さないと一生彫り終わりません。
(;・∀・)

なので、
「刺し込むこと」ことよりも
「刃を木の外へ出すこと」を意識した方が
彫りやすくなると思います。

力を込めて刺した刃は、
抜ける時にも力が余計にかかってしまうので
やはり怪我をしやすくなってしまいます。

一気に深く彫ろうするより
薄く削り取ることを繰り返して
少しずつ深さを出していく方が
疲れない上に安全です。

まとめ

彫刻刀を使って木材を彫る時のポイント。
 

・よく切れる状態の彫刻刀を使う。
・順目で彫る。
・刃にぶつかる力を受け流す。
・一気に深く彫らずに、薄く削る。

私がここ最近で覚えたのはそんな感じです。
(*^^*)

硬い木はまだ彫ったことがありませんが、
桐のような柔らかめな板材なら
上記の事を頭に入れておくと
スムーズに彫れると思います。

これが正解というものでもなく、
彫り方は人それぞれあっていいと思います。
ただ、
余計な力をかけて怪我の原因を作る事だけは
できるだけ避けてくださいね!
(*^^*)

ちなみに
今回のおさがり彫刻刀、
板材なら十分彫れたのですが
立体も彫ってみたくて100均の角材を彫ってみた所、
ちょっと切れ味がイマイチでした。
私の研ぎ方が下手なせいもあると思うのですが。。。
(;・∀・)

手に持った物を彫るのはさらに危険度が増すので、
なおさらよく切れる彫刻刀を使うべきだなと思いました。

で、ちょっとお安くなっていたので
つい衝動買いしてしまいました。
(;・∀・)

ポチッた後で気付いたのですが、
おさがりの彫刻刀セットも
同じくよしはる刃物さんの付鋼製でした。
(;・∀・)
あまり変わらないのでは???と心配しつつ、
届いた新品の切出刀で角材を彫ってみたところ
スルスルと彫ることが出来ました!
ヾ(*´∀`*)ノ

やはり新品は違いますね♪
プロが研いでくれている物なので
もちろん素人が100均砥石で研いだものとは雲泥の差です。
(;・∀・)

まだ試し彫りしかしていないのですが、
これからは新しいセットをメインで使いつつ
おさがりの方で
ひたすら研ぐ練習をしていこうかと思います。

砥石セットも買おうか検討中です。。。
(;・∀・)


あれこれ手を出し過ぎてはおりますが。
(;・∀・)
透視図法の話も実はまだ終わっていなくて
スローペースで編集中です。

行き当たりばったりな爆走が多いですが、
良かったらまた読みにきていただけると嬉しいです。
(*^^*)


少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。

ではまた♪
(^^)/












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