パステルは、主に顔料の粉を棒状に固めてある画材です。
100円ショップでも購入することができますね。
粒子が細かいので用紙上での伸びもよく、
色を重ねてグラデーションにしたり、色の濃淡を表現したりが手軽に出来ます。
ふんわりとした柔らかい質感に描けるので、
カラフルな色をランダムに塗るだけでも
十分アートとして成立します♪
「絵画を描く」というほど敷居が高くないので、
どなたでも気軽に挑戦していただけますよ。
(*^^*)
今回は
パステルアートに必要なもの、なくても大丈夫だけどあると便利なもの、
私が普段使っているものや使い方について、等々
書いていきたいと思います。
しばしお付き合いいただけると嬉しいです。
※画像はスマートフォンでの撮影です。ご覧になるモニターによっても色味が実物と異なる場合がございます。
画像は圧縮した状態で使用していますので、画質が安定しませんがご容赦ください。
初心者さんでもしっかり「アート」にできるパステルアート
まずは基本的な簡単アートだとこんな感じです。
ランダムにお好みの色を塗ったら、型紙に合わせて消していくことで
消した部分が光っているようなアートになります。
こちらは
中心から放射状に花びら型に消していくことで
規則的できれいなお花アートになります。
風景も画用紙に描くと柔らかい印象になりますね。
(*^^*)
ファンシーなイラストも可愛いですよ♪
(*^^*)
パステルアートに必要なもの
パステル
私が使っているのはこちらのパステルセット。
ダイソーさんで販売されています。
基本色セットだけではちょっと重い色が多いので、
補助色+蛍光色のセットも両方使うのがおすすめです。
こんな感じで、マスキングテープに色名を書いておくと
わかりやすくていいですよ♪
紙
私がメインで使っているのはダイソーさんのこちらの模造紙です。
模造紙は薄いほうもありますが、
「最厚・0.19mm」というものがかなり良いです♪
ネットで購入した上質紙よりもきれいに描けました。
A4ならケント紙もダイソーさんにありますが、
ほぼ違いはわかりませんでした。
(;^_^A
大きいのでカットするのは手間ですが、
描きたいものに合わせて好きな大きさにカットできるので
サイズの融通が利くのもうれしい所。
(*^^*)
描く用にも使えますが、
こちらの模造紙は型紙用としてもおすすめなんです♪
消しゴムを当ててもヨレたり破れたりしにくく、
カッターでの切れやすさもちょうど良いと思います。
ダイソーさんの画用紙。
先ほども載せた海の風景画は
こちらをはがきサイズにカットして描いたものです。
(それ以外のアートは模造紙を使用しています)
模造紙や上質紙に比べると表面がザラっとしているので、
色の定着は良いです。
その分、消す時はちょっと消しづらいかな?という印象。
ザラついた質感が、ふんわり感を表現するのに向いている場合もあるので、
どちらを使うかはお好み次第、とも言えますね。
私個人の感想としては、
色を乗せる事や描くこと自体がメインなら画用紙、
消すことに重点を置くなら模造紙・上質紙・ケント紙がいいかな、
と思っています。
さらに言うと、
私はよくフィキサチーフ(定着スプレー)代わりにヘアスプレーを使用するのですが、
実は画用紙はヘアスプレーとの相性が悪いです!
それについてはもう少し後でまた書きますね。
それもあって、私は
画用紙よりも模造紙派です♪
ダイソーさんの無地はがき。
こちらは、模造紙をカットするのが面倒な時に
型紙用として使っています。
そのまま印刷にも使えるので便利です♪
厚みがあるので、細かくて複雑な形や小さな円を切り抜くには少し切りづらいかもしれません。
シンプルな形の型紙にははおすすめです。
実は描く用にと思って買ってみたのですが、
マスキングテープとの相性がひたすら悪かったです
(;^_^A
描く分には普通に十分描けるのですが、
どのマスキングテープを使っても何故か剥がすと紙が破れてしまうんです。。。
というわけで専ら型紙用として使っています♪
それともう1つ、
画像はないですが、コピー用紙もよく使います。
パステルを削った粉を乗せてパレットとして使うのですが、
いらない紙や裏が白いチラシでもOKです。
ただし、ざらついた紙をパレットにすると
パステルの粉がパレットに付きすぎてしまうこともあるので、
コピー用紙くらいのサラサラ感がおすすめです。
消しゴム
右から、
MONO消しゴム、
MONO ZERO(モノ ゼロ)、
MONO KNOCK 3.8(モノノック 3.8)、
デッサン用練りゴム、です
(^^)/
モノノックと練りゴムだけでも十分なのですが、
先ほど載せた風船アートのように、大きい部分を消す時は
通常の大きさの消しゴムがある方が楽ですね。
MONO ZEROは、花びらや葉の筋を入れたい時など、
細ーい線を入れたい、という場合には便利です。
・・・が、
変えゴムが割高すぎてあまり使わないです。。。
すぐ無くなっちゃうんだもん。
(;・∀・)
ちなみに、太さはこれくらい違います。
練りゴムは、文房具店や画材店などで購入できます。
100円ショップにあるお子様向けのものは、べたつきが強いので使いづらいと思います。
どうしても使えないわけではないですが、
できればアート用のがあるといいですね。
カッティングボード
用紙をカットするとき、型紙を切り抜くときには必需品です。
緑のは200円商品。
水色の方は100円商品。どちらもダイソーさん、、、だったかな?
私の場合、カットには緑の方を使います。
水色の方は裏が白くてつるっとしているので、
描くときの台として使っています。
カッター・カッターナイフ
左がごく普通のカッター。
右はカッターナイフ(アートナイフ)です。
普通のカッターだけでも大丈夫なのですが、
型紙の細かい部分やカーブした部分を切るときには
ナイフタイプの方が扱いやすくてきれいに切れます。
普通のカッターは、
パステルを粉状に削るときにも使います。
マスキングテープ
描く紙を固定しておくために使います。
ボードやいらない紙などに、描く紙の周り全体をぐるっと5mm幅くらいで貼りつけてから描き始めます。
テープを貼った部分にはパステルが付かないので、
描き終わってからはがすと
絵の周りが白く縁取られた仕上がりになります。
マスキングテープには塗装用と建築用がありますが、
建築用のは粘着力が強めなものが多いので
塗装用の方がおすすめです。
おしぼり・お手ふき
指に色が付いたままだと、どんどん色が混ざってきれいな色に描けません。
思わぬところに色が付いてしまったりもするので、
描いている間、指や手はこまめに拭いてキレイにしておきましょう。
私が愛用しているのはこちら。
お手ふき・・・っていうか
おしりふきです( ´艸`)
ウエットティッシュより、水分たっぷりで使いやすいんです♪
赤ちゃんの手を拭いてもいいんだから、
おばちゃんの手を拭いたって良いに違いない。
(*´艸`*)
定着スプレー
パステルで描いただけでは、紙の上に粉が乗っているだけの状態なので、
表面がこすれると色が落ちてしまいます。
それを防ぐため、描き終わったら必ず定着剤をスプレーして
表面をコーティングします。
右が、パステル用フィキサチーフ。
もちろんこれがいいというのはわかっていますが、
大量に使うにはコスパが気になりますよね。
しかも100円のパステルを定着させるのに1000円以上のスプレー買うのもね、、、
って思ってしまうので(;・∀・)
そんなわけで、
私は主に左側のヘアスプレー
「ケープ 3D エクストラキープ」を使用しています。
模造紙にパステルで描いたものに対しては、
コーティングもしっかりできて十分使えます。
※本来の用途ではないので、あくまでもご自身の判断でお願いします。
使う時の注意点としては、
「1度に大量に吹きかけないこと!」
これはかなり大事です!!
描き終わった紙を立てて持ち、
(厚紙やボードに貼って描くといいですよ)
30~40㎝ほど離れた位置から吹きかけます。
真上から缶を横にしてかけると、液が垂れたり1カ所に溜まったりしやすいので、
スプレーは縦向きで使うのがいいです。
そうするとまんべんなくふわっとかけることができます。
そして、
1秒かけたら5秒以上乾かす、を2~3度繰り返します。
何秒も続けてかけていると、液がたっぷり過ぎて
パステルを溶かしてしまいます。
かけすぎるとせっかく描いた色が変わってしまうので注意しましょう。
まずは小さい作品をたくさん描いてみて、
描くだけじゃなくスプレー加減にも慣れていけたらいいかなと思います。
(*^^*)
で、先ほどもちらっと描きましたが、
パステルで画用紙に描いたものには、ケープをかけると完全に色が変わってしまいました。
どんなに控えめに少量の使用でもダメでした。。。
おそらくですが、
パステルは水に溶ける性質があるので、
液体がしみこみやすい素材にスプレーすると
乾きが遅くなり変色の原因になるのかもしれません。
表面がツルっとしたタイプの紙なら、かけてもすぐに乾くので
影響は最小限に抑えられているのかなと。
ちなみに、
同じ画用紙に鉛筆デッサンを描いたものには、
どんなにたっぷりスプレーしても全く変化はありませんでした。
鉛筆は溶けたり滲んだりしにくいので変化しないのだと思います。
鉛筆デッサンの練習用にも、
ガンガン使えるケープ3Dエクストラキープはかなりおすすめですよ♪
パステルに使う時は、
専用のフィキサチーフを使うか、
ケープを使う場合はツルっとしたタイプの紙を使うようにしましょうね。
(*^^*)
パステルアートにあると便利なもの
コットン(ふんわりタイプ)
サイドが圧着されていない、柔らかいタイプのコットンです。
100円ショップでも購入できます。
私は主に、余分なパステルの粉や消しカスを払うのに使っています。
縦半分にカットして、
触れているかいないかくらいにそぉ~っと払います。
開いてもっとふわふわにしてもいいですよ。
とっても柔らかくて、描いた部分には影響ないので使いやすいです。
汚れたらすぐ換えられる手軽さもいいですね。
こしあみ(アク取りあみ)
パステルを削るときに、カッターでも削れますが、
こしあみがあるとさらに安全で便利です。
こちらも100円ショップでも購入できます。
パレット用の紙の上で、こしあみにパステルをあてて軽くこすると
簡単に粉状にすることができますよ。
パステルは柔らかいので、思った以上にたくさん削れます。
削りすぎて粉が余ってしまわないように気を付けてくださいね。
(*^^*)
違う色を削るときは
網の中で位置をずらしながら使ってください。
おしぼりトレイ
お手ふきの定位置はあったほうがいいです!
適当なところに置いちゃうと、
机や周りに置いてあるものがいつのまにか濡れちゃった、
なんてことが起こりがちですからね
(;^_^A
特に私は夢中になると机の上がごっちゃごちゃになる方なので。。。
クラフトパンチ・穴あけパンチ
丸く抜いた型紙は使わない事が無いくらいなので、
この3つはあるとかなり助かります!
特に6mmと3mmの丸は、
どんなアートの時でもアクセントとして入れることが多いです。
カッターで真ん丸に切り抜くのは意外と難しくて、
微妙に歪んでしまうことが多いので、
パンチするだけで型紙になるこれらはかなりありがたい存在です♪
3mmのみ、事務用品のお店じゃないとないかもしれませんが、
6mmパンチとサークルのクラフトパンチはダイソーさんのです。
先ほど載せた風船アート、
下半分にはこの3サイズの丸のみ使っています。
綿棒
画像はないのですが、
100円ショップにあるようなお手頃な綿棒で十分です。
描いた部分をぼかす時、
指以外にたまに綿棒も使います。
花びらなど、細かい部分のみぼかしたい場合にはあると便利です。
消えすぎてしまった部分の修正や、
消して色を抜いた部分に、別の色を塗り足す時などにも使えます。
色鉛筆
キャラクターに目を入れたり、細かい部分の描写が必要なときには、
部分的にですが色鉛筆を使うこともあります。
パステルの角で描くこともできますが、やはり狙い通りの位置に細かく描き込むには
あったほうが助かります。
油性の色鉛筆だと、濃く描いた部分がテカることもあるので、
パステルと質感の似ている水彩色鉛筆がおすすめです。
ごみ箱・ゴミ袋
パステルの粉や消しカスなどを入れるため、
机の上にゴミ箱かゴミ用の袋を置いておくといいですよ。
私はチラシで折ったゴミ箱を使っています。
描き終わったあと、
粉が舞わないようにそっと畳んで丸め、テープで留めてから捨てています。
チラシがたくさんあった日にまとめて折っておいて、
束ねてストックしておくと便利ですよ♪
まとめ
最小限、パステル・紙・消しゴムさえあれば始められます。
(*^^*)
あとは100円ショップやドラッグストアなどで手に入る
お手軽なものから揃えてみるのがおすすめですよ♪
今後、
実践編としてアートをいくつかご紹介していく予定です。
ダウンロードして使える型紙も順次アップしていきますのでお楽しみに♪
さらに、印刷できないという方のために、
自分で型紙を作る方法も詳しく解説していきますよ♪
ヾ(*´∀`*)ノ
少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。
ではまた♪
(^^)/