今回は、パステルアートの描き方「風船アート」について
前回からの続きを書いていきたいと思います。
まだ前編をお読みでない方は、ぜひそちらから見ていただけると嬉しいです。
(*^^*)
パステルアートの描き方・「風船アート」後編
粉をはらう・はみ出しや汚れを修正する
風船が塗り終わったら、型紙を仮止めしていたマスキングテープをはがし、
型紙を外します。
うう!!(;・∀・)
ってなるくらい粉がえらいことになっていました。。。
でも大丈夫♪
ふわっと乗っかっているだけの粉であれば、
優しく払うとほどんど落とすことが出来ますよ♪
私はいつも、パステルの粉や消しカスを払う時
ふわふわタイプのコットンを使っています。
1枚を縦半分に切ったくらいのサイズがちょうどいいです。
型紙のフチに溜まっていた粉であれば、
モチーフの内側に向かってそっと払えば大丈夫です。
紙にはほぼ触れていないくらいの感覚で、なるべく「粉だけを移動させる!」という意識で
そーっとそーっと撫でてください。
「これはコットンじゃなくて空気だよ~」くらいのイメージで。
※本当にイメージです(笑)
表面に余分な粉や消しカスがある時は、
土台ごとゴミ箱やゴミ袋の上に持ってきて落とします。
描いてある部分には触らず、紙の裏からや土台部分のみをそっとトントンすると落ちてくれますよ。
そっと払ってもどうしても色が付いてしまった場合は、
抜いた部分と同じ形の型紙をあて、
周りに練りゴムをかけて余分な色を落としてください。
強く消すと境目がはっきりしてしまうので、練りゴムもそーっとそーっとかけましょう。
余分な色を落とせたら、型紙を当てたまま周りに空の色を塗り足します。
修正完了です♪
境目がちょっとぼやけているので、この後再び型紙を当て、もう少し色を足しました。
消すことで白を描く
ノック式消しゴムを使い、青空に雲を描いていきます。
「実線編その1」の青空アートでも書きましたが、
手前に大き目の雲、遠く(低い位置)に行くほど小さく隙間も狭くしていくと
遠近感を表現できます。
雲の中にも濃淡をつけると立体感が出せます。
よかったらこちらの記事もどうぞ♪
風船の中にハイライトを入れます。
ノック型消しゴムを使って、丸か楕円になるように消します。
消した部分の周りを指か綿棒でぼかし、境界線を滑らかにします。
型紙を使って光のような演出
円形の型紙を使い、光が漂うような模様を描き込んでいきます。
ランダムな位置に好みの大きさの型紙を乗せ、
ノック型消しゴムで円のラインを消していきます。
消しゴムを型紙に半分乗せる感じで消すと、細いラインで消すことが出来ます。
※撮影のために手を離していますが、空いている箇所の左右をしっかり指で押さえてください。
片側だけを押さえていると、消したときに型紙がずれたり曲がったりします。
型紙がずれると、せっかく塗った下の色が傷ついてしまいます。
紙同士がこすれないように、型紙の真上から力が加わるように意識して押さえるといいですよ。
小さい円なので、あまり細く消せた感はないですが。。。
(;・∀・)
まぁ、円に沿って消せていればOKです(*´艸`*)
柔らかく練っておいた練りゴムを、ヘラのように薄い形に整えます。
型紙はそのまま動かさないように注意しましょう。
写真くらいの位置で持つと、あまり力が加わりすぎずに優しく消すことが出来ます。
ノック型消しゴムで消したラインの境界線をぼかしていきます。
「消す」というより「なでる」感じで、
これまたそーっとふわふわと練りゴムをかけてください。
「これは練りゴムじゃなくて羽根だよ~」くらいのイメージで。
※あくまでもイメージです(笑)
練りゴムのあとは指か綿棒で軽くなじませてから、
型紙を外します。
型紙をはずすとこんな感じです。
小さくてわかりづらいですね。。。
(;^_^A
下半分にランダムに円を散らばせます。
6mmと3mmの円は、ぼかさずに強く消すだけでOKです。
小さな円の場合、強く消す円とぼかした円で濃淡の差をつけるのもいいですよ。
そうすると光にも遠近感が出てきます。
今回は14mm以外は普通にしっかり消しただけです。
(*^^*)
定着スプレーをかけて、完成!
パステル専用のフィキサチーフもありますが、
私はおもに
ケープ 3D エクストラキープを使用しています。
※本来の用途ではないので、あくまでもご自身の判断でお願いします。
紙を立てて持ち、30~40㎝離れた位置からふわっとまんべんなくスプレーします。
1秒かけたら5秒ほど乾かす、を2,3回繰り返してください。
一度にたっぷりかけすぎると、液が多すぎてパステルが溶けてしまい、せっかく描いた色が変わってしまうので注意しましょう。
定着スプレーについては、準備編の
定着スプレーの項目を参照してください。
描き終わったら、
私はいつもこんな感じでメモと一緒に写真を撮っておきます。
(字が下手なのはご容赦ください~(;・∀・))
書き忘れてますが、使用した紙も普段はメモしてます。
何を使ったらどんな色になるかなど、
記録として後で役に立ちますよ♪
仕上げに、
マスキングテープの縁にパステルの粉が溜まっている場合は、
つまようじでそっと撫でると詰まった粉が出てきます。
粉をコットンで払ったら、周りのマスキングテープをはがします。
テープは持ち上げず、紙とほぼ水平くらいの角度でゆっくり引いてください。
仕上げ作業の写真はこちらの記事に載せています。
よかったら合わせてご覧ください。
完成~!!
ヾ(*´∀`*)ノ
まとめ&おまけ
いかがでしたか?
(*^^*)
前編、後編にわたり
・グラデーションに塗る
・ランダムに塗る
・消しゴムを使って白く抜く
・型紙の切り方と使い方
・消した部分に別の色を加える
・はみ出して汚れた部分の修復方法
と、パステルアートに必要な技法を一通り見ていただけたかと思います。
風船モチーフ抜きでも、
青空アートだけで十分作品として成立します。(実践編その1ですね)
また、今回描いた下半分のように
「ランダムに塗って型紙で消す」というだけでもきれいなアートになります。
こちらは今回と同じ用紙(はがきサイズ)に描いたものです。
前編でダウンロード素材を乗せた
円型紙で描くことが出来ます。
ちなみに、
同じ型紙を使い、
消した部分に綿棒で色を乗せていくとシャボン玉アートになります♪
今回の風船と同じくハイライトを入れてあります。
(粗い写真ですいません(;・∀・))
同じくランダムに塗ったものに、五角形の型紙だとこんな感じになります。
6mmと3mmの円も使用。
五角形の型紙、よかったらこちらからどうぞ♪
↓
これもまた何の変哲もないただ五角形を書いてあるだけのものですが。。。
(;^_^A
もしクラフトパンチ・穴あけパンチをお持ちなら、
空いた部分に小さな円だけ追加しておくと便利ですよ♪
すっかり長くなってしまいましたが、
ここまでお付き合いいただいてありがとうございます。
(*^^*)
少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。
ではまた♪
(^^)/