パステルアートの描き方♪風船アート・前編

パステルアート

前回、初めての方にも描けるパステルアートとして
簡単な「青空アート」アートをご紹介しました。
パステル2色とノック式消しゴムだけで描けるのでとってもおすすめです♪


今回はさらに工程を加えた「風船アート」の描き方について
手順ごとにじっくり解説していきたいと思います。
(*^^*)

今回のアートは、
・グラデーションに塗る
・ランダムに塗る
・消しゴムを使って白く抜く
・型紙の切り方と使い方
・消した部分に別の色を加える
・はみ出して汚れた部分の修復方法
など、パステルアートをするにあたって必要になる技法のほどんどがギュッと詰まっています
とはいえ、シンプルで描きやすいデザインになっていますので、
初めての方にも挑戦しやすいですよ♪



※画像はスマートフォンでの撮影です。ご覧になるモニターによっても色味が実物と異なる場合がございます。
 画像は圧縮した状態で使用していますので、画質が安定しませんがご容赦ください。

パステルアートの描き方・「風船アート」前編

完成作品見本

こちらはダイソーさんの最厚模造紙(0.19mm)をはがきサイズにカットして使用しました。
型紙用にも同じサイズにカットしたものをご用意ください。

使用カラーは
ダイソーさんのパステル
スカイブルー、ディープブルー、蛍光ピンク、グリーン、レモン、マゼンダ、赤、やまぶきいろ。
風船のヒモ部分にはこげ茶の色鉛筆を使用しています。

その他に必要なものは、
描く紙を貼り付けるための土台(傷のないカッティングボードや下敷き、いらない紙でもOK)、
消しゴム、ノック式消しゴム、練りゴム、マスキングテープ、
カッター、カッティングボード、
コットン(圧縮部分のないもの)、ゴミ袋またはゴミ箱、
お手ふきまたはウエットティッシュ。
になります。

使用品については、こちらの記事も読んでみていただけると嬉しいです。
(*^^*)

パステルアートに使う型紙を用意する(ダウンロード素材あり)

はがきサイズにカットした最厚模造紙(または上質紙)を1~2枚用意してください。
上の写真は印刷したものですが、シンプルな形なのでご自分で描いていただいても大丈夫です。

紙のフチから5mmまでが色を塗る範囲になるので、それに収まるように下絵を描きましょう。
真ん中より少し下くらいに、大小の風船を2個描きます。

ダウンロードして使える型紙はこちらからどうぞ♪
無料です(*^^*)

風船アート・実物大型紙(はがきサイズ)

 ※用紙設定は「はがき」に、
  拡大・縮小設定では「実際のサイズ」もしくは「既定」を選択してください。
  「ページに合わせる」にチェックが入っているとサイズが変わってしまう事があります。
  

円の型紙は、穴あけパンチ・クラフトパンチがあると便利です。

私は他の型紙で余った部分などにパンチして使っています。
今回私が使ったのは、
ダイソーさんのクラフトパンチ(サークル・約14mm)と穴あけパンチ(約6mm)、
穴あけパンチ(約3mm・事務用品店で購入)です。


なければ円を描いて切り抜いたものでもOKです。
小さい円はコンパスでは書けないので、パターンプレートがあると便利ですね。
小さい円にカットするのはちょっと難しいですが。。。

パンチが無くて、印刷が可能な方はよかったらこちらをお使いください。

円ステンシル用 はがきサイズ

同じく、用紙設定は「はがき」に、
拡大・縮小設定では「実際のサイズ」もしくは「既定」を選択して印刷してください。


本当に円を描いただけの何の変哲もないものですが。。。
円の型紙はほかのデザインでも幅広く使えますよ♪

型紙の切り方

カッターまたはアートナイフで、線にそって切り抜きます。
カッターの角度は紙に対して45度くらいが最適です。

カッターを立てすぎてしまうと、刃がうまく紙に当たらないので
しっかり切ることが出来ません。
※かなり小さな円や複雑で細かい形などは
少し立て気味の方が切りやすい場合もあります。

カッターは左右には傾かないように真っすぐ持ちましょう。
刃が斜めに入ると切り口が斜めになったり、正確に切れない場合があります。
写真ではちょっと向きが分かりづらいですね(;^_^A
矢印は、左右に対してのカッター軸の方向だと思ってください。

こんな感じで、切り抜きが終わりました。
抜いた内側の部分は、風船の周りを修正したい場合に使えるので
できれば取っておいてください。

紙を固定する

土台になるものに、描くための紙をマスキングテープで固定します。
紙端から5mm幅でぐるっと囲むように貼ってください。
あらかじめ5mmの位置に印をつけておくと貼りやすいです。

空をグラデーションに塗る

だいたい半分より上くらいまでを、空の色に塗っていきます。
左下から右上に向かって、ほんの少し斜めになるような範囲です。
まずはスカイブルーを直接紙の上に削って落とし、指で紙にすり込んでいきます。
真ん中あたりでフェードアウトするように、その辺りは左右スライドで慎重に、
下へ向かって塗り広げてください。

さらに上側にディープブルーを削って落とします。
左上の端が一番濃くなるように塗るのがおすすめです。

様子を見ながら、薄ければ何度かパステルの粉を追加して、
青空らしい濃さになるまで塗ってください。
しっかり色を出したい部分は指の圧を強めにして、
「こする」というより「入れていく」という意識で色を乗せていくといいと思います。

ランダムにカラフルな色塗り

下半分には、カラフルな色でランダムに丸を描いていきます。
風船を描く位置には、風船と似た色が来ないように色を選びましょう。
風船と真逆な色くらいにすると、風船が際立つので良いですよ♪

この部分の使用色は
蛍光ピンク、グリーン、レモンです。
オレンジに見える箇所は、レモンとピンクの粉を混ぜてから塗っています。

粉を指につけてくるくると丸になるように描いていきます。
色を変えるごとにその都度指をきれいに拭き、指が乾いてから次の色を使ってください。
色の境目を塗るときは、混ざった色が指についてしまうので
混ざった色が付いた指できれいな色の部分を触らないように注意しましょう。
何度でもこまめに手を拭きながら進めてくださいね。

型紙を使って色を抜く

ベースの色を塗った紙の上に、最初に用意した型紙を乗せ、
ずれないようにマスキングテープで仮止めします。

切り抜かれた内側に消しゴムをかけていきます。
この時、空いている部分の両サイドをしっかり押さえてください。
押さえ方が偏っていると、消しゴムをかけた時の力で型紙がずれたり曲がったりしやすいです。
角のある部分や細かい形の部分は、消しゴムを小刻みに動かします。
型紙が壊れないように注意しましょう。

風船の内側を白く消し終わりました。
この後に色を加えるので、完全に真っ白にまでしようとしなくて大丈夫ですよ。
(*^^*)

風船に色を塗る

型紙を置いたまま、大きいほうの風船にマゼンダをまんべんなく塗ります。
パステルの粉を指につけ、くるくると塗ります。

型紙の紙が厚めの場合、境目の部分が段差になって
塗る範囲に型紙との隙間ができることがあります。
指では紙の段差に対応できないので、型紙のキワだけ綿棒を使うと、端まで塗りやすいですよ。

今回私は指だけで塗ったので、風船の輪郭が少しぼやけてしまいました。
(;^_^A

立体感を出すために、風船の下側の色を濃くします。
赤を少量、風船の右下のラインに塗りました。マゼンダも少し追加しています。

同じように小さいほうの風船も塗っていきます。
イエローを塗った後、左下のラインにやまぶきいろを加えました。


前編は、ひとまずここで区切らせていただきますね。
後編へ続きます♪
続きもぜひご覧ください。

ではまた♪
(^^)/

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