引き続き、木彫りにハマっております。
(*´艸`*)
100均の桐材を彫ってみてかなり楽しかったので、
違う素材のものも彫ってみたくなりました。
ついつい勢いで
楽天で桧の端材を衝動買いしてしまいました。
。。。部屋がカオスになる一方ですが。
(;・∀・)
今回は
激安だった端材はどんな品だったか、
硬い端材ははたして彫刻に使えるのか、
彫りやすくして使う方法はあるのか、
などについて書いていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
(*^^*)
激安だったアウトレット桧端材
楽天で見つけたのは、
段ボールいっぱいの桧端材。しかもアウトレット。
送料込みで1400円(税込)でした。
そこそこ大きい段ボールだったので
ほぼ送料分くらいかもしれません。
一応、焚き火用の薪らしいです。
使えなかったら薪ストーブにでも使ってもらえたらいいかなと、
とりあえず
どの程度の品がくるのか試してみたかったんです。
で、届いた中身はこんな感じでした。
並べ直してしまったので少なくなって見えますが、
開封時は本当に
わさっと段ボールの上端までぎっしり詰まってました。
幅はどれも84~85㎜くらいで長さはバラバラ。
厚さは12㎜がほとんどで
数枚だけ違う厚みのもありました。
アウトレットというだけあって、
もれなく節あり部分のみでした。
節部分を避ければ練習用くらいにはなるかな?
と期待してはみたものの。。。
断面を見るとこんな感じ。
ほぼもれなく芯の赤い部分しかない板か
節によって年輪が歪んでいる板ばかりでした。
芯じゃない部分の板は
残念ながら2~3枚あるか無いかという程度。
※木の中心側の部分を「芯材」
木の周辺側の部分を「辺材」といって、
彫刻用になるのは主に辺材らしいです。
桧は芯材部分が赤く、境界がはっきりしていて分かりやすいです。
うーん。。。
(;・∀・)
多少お値段高くても
まともな木材買った方が良かったのでは。。。
注文した時点では
どういう木材が彫刻に向いているかとかも
全く知らずに衝動買いしてしまっているので
まぁ今更ですよね~。
(;・∀・)
でもねぇ、
「ちょっと彫ってみたいだけ」で
何千円もする木材買う勇気はないのよ。
(;・∀・)
それに、気になったら
どんなのか試してみないと気が済まない性格なのだから仕方がない!
ヾ(*´∀`*)ノ
と、いうわけで
少しでもよさげな部分を探して
とりあえず試し彫りをしてみましたよ♪
薪用端材はカラカラで硬い!
届いた状態のままの端材は
薪というだけあって
かなり乾燥しているようでした。
板どうしを軽くぶつけてみると、
「カンカン」と
拍子木のような高めの音がします。
これは相当硬そうだなぁ。。。
(;・∀・)
と、
一応そのまま軽く試し彫りしてみました。
何が何でも彫れない!とまでは言わないけれど、
かなり力を込めて刃を押し込まないと
刃が入っていかない感じでした。
無理矢理彫っても
危険だし刃も傷みそうなのですぐやめました。
(;・∀・)
硬すぎる端材をしっとりさせてみよう!
で、
乾ききってるなら
しっとりさせたら柔らかくなるのでは?と、
水分を与えてみることにしました。
まずは軽くお試しで。
8㎝四方、12㎜厚くらいの板1枚に対して
表裏それぞれ
スプレーで2プッシュずつくらい水をかけ、
ラップでくるんでジッパー袋に入れて一晩おいておきました。
それだけで、
翌日には
「カンカン」という高い音から
「コンコン」という
すこーしだけ低めの音に変わりましたよ♪
触った感じは湿っているわけではなく
ほぼ変わらないです。
とりあえず、丸の浮き彫りでお試し。
前々回と同じおさがり彫刻刀で彫りました。
どうにか、
彫れることは彫れそうです♪
硬いと言えば硬いし、
結構疲れると言えば疲れるのですが。。。
彫刻用の木材を彫ったことが無いので、
基準が全く分からないのです。
(;・∀・)
で、
もうちょっとしっとりさせられないかな?と
さらに与える水分を増やしてみました。
最初の段階の写真が無くて申し訳ないのですが。。。
同じく表裏に水スプレーを2プッシュずつかけます。
その後
二重に折ったキッチンペーパーをサイズに合わせてカットし、
濡らした状態で
木口面(木の上下方向に走る繊維を切断した面…でいいのかな?)
に当ててラップで二重に包みます。
ジッパー袋に入れて一晩おいておきました。
ペーパーは
滴るほどではないけど
しっかり濡れているくらいの水分量です。
翌日、ラップを開いてみると
結構濡れていたはずのキッチンペーパーが
完全に乾いていました!
びっくり!
それだけ木材が水分を吸ったのでしょうか。
よっぽど乾燥してたんですね。
彫ってみたのはこんな感じです。
ちょっと試し彫り、というわりには
そこそこ時間をかけてしまいましたが。。。
こちらは新しく購入した方の彫刻刀セットを使いました。
ヤスリは使わず、
彫刻刀だけでの仕上がりです。
寄ると細かい部分の傷が目立ちますが
(;・∀・)
まぁ最初から完璧に仕上げられる人なんていないでしょう、ってことで。
100均の桐よりも
彫った面がすべすべで綺麗です♪
スルっと彫れて表面がツヤっと輝いた瞬間には
自分でも
「おお~!」
と感動してしまうくらいです。
(*^^*)
節あり端材の彫りにくいところ
節そのものさえ避ければ大丈夫かな?
と思っていたのですが、
実際に彫ってみると
節がある部分と繋がっているラインが
ずっと硬かったです。
赤みが濃い部分はとくに彫りにくかったです。
その他の白い部分は比較的やわらかくて
サクサク彫れました。
硬い部分では急にグッと刃が止まる感じでした。
ずっと硬いのではなくて、
硬いと思ったら急にスッと抜けたりするので
危ないと言えば危ないですね。
端材の中でも
白っぽい部分が多いものを選ぶと
どうにか多少は使えるかもしれません。
。。。が、
1箱の中の何割かすら使えそうにないので
やはり彫る目的で購入するなら
どう考えても
「彫刻用」と明記されているものが良いと思います。
(;・∀・)
端材といっても色々な商品があると思うので、
「DIYや工作に」
などと書いてあるものなら
まだ少しは救いがあるかもしれません。
今回の私の場合、
完全に「薪」ってしか書いてなかったので
ほぼ燃やすしかないくらいの木材なはずです。。。
ダメもとで買っちゃうのはあまりおすすめしません。
(;・∀・)
初心者向きで人気なのが
バスウッドという木材らしいです。
そのうち買ってみたいとは思いますが。。。
まぁ端材と100均板で遊び倒してから考えます。
(*´艸`*)
彫り方についての反省点
忘れないうちに、
今回彫ってみて気付いた点をメモっておこうと思います。
刃を入れる角度と深さがしっかり合っていれば
谷部分の傷やゴミがもっと減るはず。
そこはまだまだ慣れが必要ですね。
あとは
彫る手順というか、
最初の切り込みを入れる時点で
かなり失敗していたことに気付きました。
最初に下書きの線どおりに切り込みを入れて
周りを彫り下げ、
そこから輪郭線を整えるためにさらに削ったので、
最終的には
下書き線よりも小さ目な仕上がりになってしまいました。
下書きしたときのイメージよりも
かなり貧相になってしまった感じです。。。
(;・∀・)
最終的な仕上がり時のラインがどこなのかを意識して
いきなりその線ではなくて
仕上がりの線に向かって整えて削っていくようにしないといけないな、
と思いました。
(*^^*)
少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。
ではまた♪
(^^)/