前回に引き続き、
娘が使わなくなった彫刻刀をもらって遊んでおります。
(*^^*)
一応新しい彫刻刀セットは購入済みなので、
いっそ刃先の形を変形させてみようと
試みてみました。
まぁ、タイトルの通り玉砕したわけですが。。。
(;・∀・)
今回は、
やみくもに研いでみて失敗した状況、
それをさらに研ぎ直して
使えるまでに復活できるのかどうか?
という内容で書いていきたいと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです。
(*^^*)
彫刻刀を適当に研いだら大失敗!
元の状態の彫刻刀より、
もっと先を鋭角にできないかなぁ?
・・・なんて、
行き当たりばったりでやみくもに研いでみました。
刃物の知識も何もない素人が
ただただ砥石と戯れた結果、
「研ぎ方の失敗例」そのもののでしかないような
仕上がりとなりました。
(;・∀・)
具体的にはこんな感じです。
↓
うーん。。。
(;・∀・)
おかしいなぁ。。。
どうやら、
真っ直ぐに研いでいるつもりでも
砥石の上で前後させるとき
手に回転がかかっているようです。
この状態で
前回と同じ桐材を彫ろうとしたのですが、
彫るどころか
刃を刺しても
メキメキと押しつぶすような感じで
ほとんど彫ることが出来ませんでした。
結構な時間をかけて研いだので、
かなりガックリ。
(T_T)。。。
いくらダメ元とはいえ、
最初よりも切れなくなったどころか
もう捨てるしかないのでは?
という状態にしてしまったことが
さすがに少々ショックでした。
ちなみに、
使用したのはダイソーさんの砥石と、
持っていた耐水サンドペーパーです。
砥石セットを買おうかとも迷いましたが、
この様子では
どんな砥石を使っても一緒だっただろうと思います。
そもそも刃の当て方が正しくないのなら
どんな砥石を使っても研げませんよね。
(;・∀・)
新品の切出刀の刃表はこんな感じ。
もちろんしっかりフラットになっていますね。
と、いうわけで
「はい、残念でした」で終わるわけがない私ですから。
(*´艸`*)
一旦あきらめかけた失敗彫刻刀、
このフラットさを目指して
再び研ぎ直していきます!!
ヾ(*´∀`*)ノ
第2の失敗(泣)
まずは先端の斜め部分を真っすぐに修正してから、
「真っ直ぐ真っすぐ真っすぐ・・・」
と唱えながらひたすら刃表をフラットにすべく
研いでみました。
。。。が、
うん???
(;・∀・)
フラットにはなってきてるけど、
この角度では一生刃先が失われ続けるよね???
最終的に平刀になる角度なのでは???
(;・∀・)
「真っ直ぐ真っすぐ・・・」
を意識しすぎて、
切り出し刀の角度が頭に入ってなかったようです。
。。。それにしても気付くの遅すぎるかな。
せっかく整えなおした斜め部分がすっかり失われたので
再び整えなおし(泣)、
切出刀の斜めさを意識して
刃表を整えなおしていきます!
なんとトータル4時間越え!!
しつこくしつこく研ぎ続け、
ようやくフラットな刃表にたどり着きました!
ヾ(*´∀`*)ノ
ずいぶん短くなった気はしますが。。。
(;・∀・)
本当は角度がまだちょっと微妙ですが、
もうさすがに疲れ果てたので
この辺でいったんは終了としました。
刃の形が整ったら、
耐水サンドペーパーの
1200と3000番を使ってピカピカにしました。
研ぎ終わった後は
刃物用油は持っていないので
ベビーオイルを薄く塗っておきました。
研ぎ直しの結果
ここまでやって、
それでもダメならさすがに処分かなぁ?
と、恐る恐る
余っていた桐板で試し彫りをしてみた結果、
しっかり使える状態に復活していました!!
ヾ(*´∀`*)ノ
復活どころか、
前よりツルツルに彫れるかも!!
暗いところで撮ったので
写真では伝わりづらいと思いますが
キレイに彫れると、
彫った表面がツヤっと輝くんですよね♪
感動です♪
真上からでは立体感が分からないので
もう1枚。
あんまり変わらないですかね。
(;・∀・)
練習に丸を浮き彫りにするのもおすすめですよ。
(*^^*)
周りを凹ませる彫り方と、
モチーフ部分の角を落として
滑らかに丸くしていく彫り方が練習できます。
なんだかんだで、
紆余曲折しながらも
どうにか自分で研ぎ終えることができました。
これで
「たとえ失敗したとしてもどうにかなる!」
と思えたので、
安心して新しい彫刻刀の方を使っていきたいと思います。
。。。
研いだ方使わんのかい!
ヾ(*´∀`*)ノ
耐水サンドペーパーで仕上げ砥石の代用
今回、刃の形を変えるための荒砥用には
ダイソーさんで購入した100円砥石を2個使用しました。
高級な砥石は使ったことがないので比較はできませんが、
そこそこ傷やへこみはつきやすいです。
しばらく使ったら
もう1個の方の砥石とすり合わせて
何度も表面を整えながら使っていきました。
本当は粗い面を整えるためには
さらに粗い砥石が必要だとは思うのですが、
あり合わせで済ませたくて
とりあえず同じ粗い面同士を合わせて整えてみました。
整えられているかは定かではありませんが。。。
(;・∀・)
細かい方の砥石面は
もう1個の粗い面で整えれば大丈夫でした。
で、
どうにか刃の部分が妥協点にたどり着いたあとは、
仕上げ砥石の代わりに
耐水サンドペーパーを使用しました。
ずいぶん前に購入したものの余りなので
同じものはもう売っていないようでした。
メーカーも不明なかなり安いセットのものでしたが、
結構大丈夫でしたよ。
2000番までならホームセンターで購入できます。
2000でもそこそこピカピカにはなりますが、
もっと細かい番手が欲しい場合は
研磨フィルムというものも
ホームセンターで購入できますよ。
(*^^*)
サンドペーパーはそのままでは使いづらいので、
家にあったMDFボードに
両面テープで貼り付けてみました。
段差が出来ると研ぐのに影響するので、
5㎜幅ほどの細めの両面テープを使い
外周のみを固定しました。
右端はボードの断面に折り込むように貼れば
ボードの端まで使えます。
水はあまりたっぷり過ぎても
研げない上にペーパーも傷むようなので、
ごく少量、表面が軽く濡れる程度で大丈夫でした。
上の写真は3回ほど研ぐのに使った後のものです。
傷はついていますが
当てる場所を変えればまだ使えそうです。
(*^^*)
研ぐときのコツ
私が研ぎ直している間に
気を付けていたポイントは、
・手首は絶対に動かさない!
・彫刻刀を持つ手には力を入れずにやさしく添える感じ!
・手首は使わず、腕全体または上半身全体を使うイメージで動かす!
という点ですね。
ただひたすら、
「私は腕をスライドさせるロボットなのだ。。。」
と自分に言い聞かせていました。
ただただ無となり、
「真っ直ぐ、真っすぐ、真っすぐ、、、」
と心で唱えながらスライドしてました。。。
ちょくちょく様子を確認するのも忘れずに!
変な角度のまま刃を減らし続けたら
後が大変です!
(誰の事かな?)
(笑´∀`)
そういえば、
刃表のことばかり書いていますが
刃裏の方もしっかり研ぎましたよ♪
刃が短くなった分、
表裏ともに全体の形を整えるのに
かなりの時間を要しましたね。。。
。。。と、いうわけで。
なんだかんだで
楽しかった彫刻刀研ぎでした。
少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。
ではまた♪
(^^)/